問題
A,Bという２つの空港がある。
いまあなたは、飛行機がAを出発してA⇔B間を往復する。
A,B間が「無風」の時と比べて、「AからBへ、常に風が吹いている」時、
飛行機の往復時間は以下のどれとなるか。
１．『変わらない』
２．『無風の時より長くなる』
３．『無風の時より短くなる』
なお、風速や飛行機の進む速度の条件は常に一定とする。
正解
２．無風の時より長くなる
解説
ポイントとなるのは「逆風です」。
結論から言うと、「行きは早くついて、帰りはその分だけ遅くなる」という直感が落とし穴です。
例えば、以下の条件で考えます。
空港A⇔B間の距離：６００ｋｍ
無風の時の飛行機の速度：時速２００ｋｍ
無風の場合は、行きで３時間、帰りも３時間で計６時間かかります。
ここに風速１００ｋｍが加わると、
行きの飛行機の速度は２００＋１００で時速３００ｋｍとなり、２時間で着くことになります。
でわ、帰りはどうでしょうか。
２００－１００で時速１００となり、帰りだけで６時間かかることになります。
結果、以下の通り、無風の時よりも遅くなります。
無風の時：往復６時間（行き３時間、帰り３時間）
風が吹いている時：往復８時間（行き２時間、帰り６時間）
