問題
あなたは友人と帽子をかぶらされ、向かい合って座っている。
お互い自分の帽子は見えないが、相手の帽子は見える。
しかしお互いにコミュニケーション(言葉や身振り手振りなど)は取ってはいけない。
帽子の色は赤か青で、2人とも赤、2人とも青という可能性もありえる。
2人は同時に「自分の帽子の色」を宣言して、
2人のうち少なくとも1人が正解しなければならない。
2人は帽子をかぶらされる前に相談して作戦を立てることができる。
さて、どのような作戦を立てる?
正解
1人は相手の帽子の色と「同じ色」を宣言する。
もう1人は相手の帽子と「違う色」を宣言する。
解説
2人の帽子の色の組み合わせとしてありえるのは「赤赤」「赤青」「青々」の3パターン。
しかし2人では3つのパターンをカバーできない。そんな時は、
抽象化することで、もっと少ないパターンに絞れないかを考えます。
ここでは、「2人とも同じ色」「2人は違う色」というパターンに絞ることができます。
つまり、どちらか一方は「2人の帽子が同じ色だった場合」の回答を、
もう片方は「2人の帽子の色が異なっている場合」の回答をすれば良いのです。