問題
あなたは、一緒に庭仕事をしていた兄と家に戻った。
2人ともお互いの顔は見えるが、自分の顔は見えない。2人の顔を見た父親が、
「少なくとも1人の顔に泥がついている」と教えてくれた。
そして父親は2人を向かい合わせにしてこう言った。
「自分の顔に泥がついていたら手を挙げなさい」
しかしあなたも兄も、手を挙げなかった。そこで父親はもう一度、
「自分の顔に泥がついていたら手を挙げなさい」と言った。
あなたは手を挙げるべきだろうか?
正解
あなたは手を挙げるべき
解説
今回、「少なくとも1人の顔に泥がついている」と言っているので、
私か兄のどちらかに泥がついている、もしくは両方に泥がついていることになります。
ポイントは1回目に確認した際に、2人とも手を挙げなかったところです。
それは、「自分の顔に泥がついているかどうか」が分からなかったことを意味します。
例えば、相手の顔に泥がついていなかった場合はどうでしょう。
必ずどちらかに泥がついているという前提条件から自分に泥がついていると気づく事ができます。
そうならなかったのは、お互いに相手の顔に泥がついていたからです。
よって、あなたの顔にも泥がついているということが、二人の反応から判断できます。